台風などの自然災害は怖いですね!
いざと言う場合に、台風避難の仕方や避難に必要なものを準備していますか?
過去には「昭和の三大台風」と呼ばれる大型台風は甚大な被害をもたらしました。
あなたのご家庭では、台風に備えて日頃より台風避難の準備をしていますか。
ある調査によりますと、70%の人が台風に対しての備えをしていないといいます。
今回、台風避難の仕方や避難に必要なものをご紹介いたします。
台風避難の仕方や安全を守る備えは大丈夫?
台風における命を守る避難と備え
昔から、台風・火事、地震と、おやじが危ないものの代名詞でした。
あなたは、日本に接近する台風はいくつぐらいと思いますか?
実は、台風の発生の状況は過去30年間の平均として年間およそ25個が発生していて、その内の12個が日本に接近しています。
そして、3個が実際に日本に上陸していて、発生、接近、上陸ともに7月から10月にかけて最も多く、日頃から油断せずに台風への警戒が必要です。
近年では地球温暖化の影響もあり、スーパー台風といわれる大型も多く発生しやすいといわれています。
強風に耐えられる家でない場合や高潮、洪水、土砂災害の危険がある地域に住んでいる場合には、スーパー台風から命を守る必要があります。
日頃から、どこに台風避難の場所があるのかの確認や、アメリカのハリケーン対策のように思い切って台風圏外へ避難することを検討しましょう。
仮に地域の台風避難場所の建物が頑丈だとしても、暴風の圧力で窓や建物のきしむ音を聞きながらの一夜を過ごすのは恐ろしいものです。
あなたの命が守れても地域に甚大な被害がでると、しばらくは生活ラインが途絶えて、しばらくは不自由な生活になります。
台風が近づいて来たら、進路を見据えて影響が大きいと判断したら、可能な人は早めの避難対策をしなければいけません。
日頃から重要なものや貴重品をまとめておけば、台風避難の時にそれらをもって移動できます。
大型台風には大胆な判断や行動で命や財産を守る備えが必要で、車で安全な場所に移動すれば命や財産、資産である車も一緒に守れます。
台風避難をしないで、自宅で台風から窓ガラスを守る方法とは?
▶ 台風予防で窓ガラスを台風の被害から守るための5つのポイント!
台風避難の持ち物で必要なものとは?
台風避難の持ち物でしたら、あなたは何を持ち出しますか?
非常用持ち出しで、災害に対する日頃からの備え品とは下記のようなものではないでしょうか?
最低限、日頃から人数分を用意しておきましょう。
■ 貴重品:預金通帳・印鑑・現金・免許書・健康保険証など
■ 飲料水:ペットボトルに入れたもの
■ 食料品:カップ麺・缶詰・ビスケット・チョコレートなど
■ 救急用品:ばんそうこう・包帯・消毒液・常備薬など
■ 身を守る品:ヘルメット・防災ずきん・マスク・軍手・尿取りパッド・紙おむつなど
■ 警備品:懐中電灯・携帯ラジオ・携帯電話の充電器など
台風に備えるための一時持ち出し品とは?
■ 非常持ち出し袋(リックサックや背負える大きさの袋タイプのもの)
■ 飲料水(1人1.5ℓ程度)
■ 非常食(乾パン・ビスケット・缶詰・栄養補助食品やそのまま食べれるもの)
■ ヘルメット(頭を保護できるもの)
■ 手袋(軍手や革製の丈夫な素材のもの)
■ 運動靴(破損したガラスなどから足の裏を守る厚底の靴)
■ 懐中電灯(発電や充電のできるもならなお良い)
■ 携帯ラジオ(予備の乾電池も用意)
女性が避難時に実際に役立ったもののランキング
■1位:ウエットティッシュや、赤ちゃんのおしり拭きなど
■2位:水
■3位:毛布・ひざ掛けなど
■4位:お菓子など
■5位:生理用のナプキン・おりものシートなど
■6位:マスク
■7位:携帯電話・スマートフォンなど
■8位:カイロ
台風避難の災害時になくて困ったこととは?
■1位:冷蔵庫が使えない(停電時)
■2位:冷暖房器具が使えない(停電時)
■3位:トイレの水を流せない
■4位:照明が使えず暗い(停電時)
■5位:断水
台風などの自然災害で、強風などで電柱が倒れたりして停電になると怖いですね。
もし、長時間停電したらと考えたり、日頃から想像して危機意識をもつ人は非常に少ないそうです。(私もそうですが)
このような自然災害の備えには、「あかり」と「電池式モバイルバッテリー」の二つがとても重要なものになります。
パナソニック株式会社が2021年1月に停電経験者と停電未経験者1000名を対象にアンケートをしたそうです。
多くの人が、台風や大雨、大雪、地震といった自然災害について不安を感じています。
しかし、「自然災害への備えは出来ていますか?」の質問に対して、「全くできていない」や「どちらかというと出来ていない」人が多かったです。
このような回答をした人は約70%もいたそうで、実に7割の人が災害に備えていないことが分かりました。
過去の大型台風と被害
過去の大型台風の被害では、「昭和の三大台風」といわれる巨大台風の上陸があります。
これらの台風は、各地に甚大な被害をもたらしました。
日頃から台風避難の仕方を考えていても、暴風雨を伴う台風は家などにも大きな被害と傷跡を残して去っていきます。
実際に発生した大型台風では、下記の地域に大きな被害をだしています。
伊勢湾台風
1959年の伊勢湾台風(いせわんたいふう)は、9月26日に和歌山県に上陸したのち、本州を縦断しました。
これにより、死者や行方不明者5000人以上という、明治時代以降最多の被害者を出しました。
室戸台風
昭和34年(1959年)の室戸台風(むろとたいふう)も、高知県室戸岬付近に上陸したのが9月21日でした。
こちらの台風も各地に大きな被害をもたらしました。
枕崎台風
昭和45年(1970年)の枕崎台風(まくらざきたいふう)も、9月17日に鹿児島県の枕崎に上陸しました。
この台風もかなりの大型で、多くの家が台風の被害をこうむりました。
これらの台風は「昭和の三大台風」と呼ばれていて、すさまじい勢力で大きな被害を出しましたが、いずれも9月に上陸しています。
犠牲者の死因としては高潮や建物の崩壊、がけ崩れ、洪水によるものです。
過去の台風と同じ大きなものが上陸して来たら現代でも十分な台風避難の仕方や、対策が取れているといえません。
被害を受けないように、日頃から台風に対する準備が必要ですね。
▶ 台風で屋根が飛ぶ原因や台風予防で窓ガラス対策の必要性とは
台風避難で避難所でのペットの扱い方は?
台風避難で可愛い猫や犬はどうすればいいの?
大型台風や地震がやってきて、どうしても避難所に避難しなければならないことが起きた場合、ペットはどうすればよいでしょうか?
避難場所にそのまま連れていければ良いのですが、地域によってはガイドラインがあります。
西日本豪雨や北海道を襲った地震など各地で災害が起きた場合に、とても可愛そうなのは一緒に暮らしているペット達です。
実は、環境省ではペットの飼い主向けの災害対策ガイドライン「災害、あなたとペットは大丈夫?」を作成しています。
▶ 災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン(一般飼い主編)⇒ 環境省のページ
詳しくは、環境省のガイドラインをお読みいただくとお分かりになりますが、飼い主とペットの同行避難などに備えた事前の対策が書かれています。
持ち運び用のケージを準備して日頃よりペットを慣れさせておく事や、決めた場所での排泄(はいせつ)などのしつけ、ワクチンの接種などを挙げています。
また、避難所ごとに屋内でペットと一緒に過ごせる場合や、飼い主とは別に屋外で飼育が求められる場合、ペットの受け入りが出来ない場合もあります。
ペットが受け入り不可の避難所の場合では、飼い主がペットと屋外で過ごしたケースもあったといいます。
事前に、台風避難や災害の避難のときに避難所にペットが受け入れできるのかどうかの情報を集めておくことが重要です。
避難所にペットが入れなく、車に取り残す場合
台風や地震などの災害発生時には、準備した避難用品をもって避難所に向かうのが重要です。
避難所でどうしてもペットを受け入れしてもらえなく、車の中に残さなければいけない場合には、車内の温度に注意して、十分な飲み水を用意しておくことです。
環境省の調査では、2011年の東日本大震災などの過去の災害では、避難所の中で恐怖心や威嚇のためにペットが吠えたりしたそうです。
また、毛が飛び散ったりして、飼い主とほかの避難者の間でトラブルになるなどのペットをめぐる問題が相次ぎました。
すべての人が猫や犬が可愛いと思うわけでは無く、中には嫌いな人もいると思わなければいけません。
詳しくは環境省のガイドラインをお読みください ⇒ 環境省のペットに関するガイドライン
災害に備えたペットの飼い主の「心得」
下記は、環境省のガイドライン「災害、あなたとペットは大丈夫?」から転用しています。
【災害前の対策】
■ ケージに入ることを嫌がらないようにならしておく
■ 不必要にほえないようにする、決められた場所で排泄するなどのしつけ
■ 人やほかの動物を怖がらないようにしておく
■ 各種ワクチンの接種や寄生虫の駆除
■ ペットフードやトイレ用品などペット用の避難用品の確保
■ ペットを受け入れ可能な避難所などの情報収集
■ 親戚や友人など一時的な預け先の確保
【災害時の行動】
■ ペットフードなどの避難用品を持って、避難所へ向かう
■ 避難所のルールに従って、飼い主が責任をもって世話する
■ ペットを車の中に残す場合は、車内の温度に注意し、十分な飲み水を用意する
■ 施設に預ける場合は、期間や費用などを確認し、後でトラブルが生じないように覚書などを取り交わす